[294] 2009 FN 第2戦 鈴鹿 Burning Heart Name:FNくん 2009/07/01(水) 23:13 
 そんなことも知らずに、松本はF3のレース中にミーティングですばやく今日のレース戦略を編み出して、自分のモーターホームに帰っていった。またいつものように漫画を読みふけっている、と思ったら、子供の世話をしていた。こういうこともあろうかと、松本のモーターホームに託児所を設けていた。いつもは保育士が一人で世話をしているのだが、時間があるときには極力遊んであげてるようにしている。もちろんヒッキーもこの子らの母として、仕事の合間を縫って会うようにしている。こうして加藤に「松本さんそろそろガレージに来てください。」と言われるまで遊び、ヒッキーと一緒にモーターホームを出た。明ちゃんはおとなしく手を振って、ばいばい、と言って送ってもらえたが、双子の兄、智也くんはぐずりだして、保育士さんに説得されてようやく泣くのをやめた。

 14:30
 いよいよ第2戦 鈴鹿決戦の火蓋が切って落とされる。その前に行われた8分間の最終調整では、松本は改心の走りを見せた、たった8分で、主回数も2,3週しかできなかったが、その中ではトップタイムをたたき出し、決勝レースに向けたレースセッティングは万全だ。そのアナウンスに、午前の不調が一気に晴らされたような気分になったファンもいた。一旦ガレージに戻った松本は、山口さんに手でOKサインを出して、セッティングは万全だということを示した。わざわざ変える必要もないし、何かあれば自分で何とかすると言って、すぐにエンジンをかけるよう指示。まだピットレーンシグナルは赤だというのに。
 そのシグナルがグリーンに変わったと同時にコースインした松本、その後ろから竹入が迫っている。これは、レース前だというのに、早くもここまで接近したバトルでも?いや、こうして近づいてセッティングの確認をしている。わかるのは、リヤウィングの角度ぐらいだが、しかも、松本が上げる水しぶきをうまく避けてる。松本にとって、これがうっとおしくてしょうがない。速く走ろうとすると、追いかけてくるし、遅くするとやたらと近づいてくるし、ならばと思って考えたのが、「コースオフして竹入蹴散らしてみます。」デグナーカーブでわざとコースオフすると、さすがの竹入でも砂利道までは追いかけてこなかった。


[293] 2009 FN 第2戦 鈴鹿 Burning Heart Name:FNくん 2009/07/01(水) 22:39 
11:25
 ツーリングカーのワンメイクレース(12周)が終わった後は、ピットウォークが始まった。
松本のピットでは、なにやら大賑わいのイベントが始まっていた。このレースからアニメ「ハッピースター」の出演者(声優)が一人登場出向くことになった。その場でキャラクターソングを唄い、さらに松本と並んでサインに応じたりした。それ以外に、アニメのOP、EDに出てくる振り付けを真似る4人組女性ダンスユニット「ふじょSWING」のダンスが。彼女らは、セーラー服を着て(!?)踊っている。やや短いスカートの丈を心配する 人や、一瞬のシャッターチャンスを逃すまいと待ち構える獣たちの視線を一斉に浴びながら、ピットウォーク終了5分前まで踊り続けた。さて、男性期待のアレだが、下にはテニスのアンダースコートが穿いてあったため、期待とはやや程遠い結果に(・W・)。後日その模様をニコ動に流したところ、「ぱんもろ?」「↑巣コートだよ。」など、あまりにも露骨にパンチラを希望する書き込み、もとい弾幕があとを絶たず、大事なシーンで何も見えないという事態にwww。さてそんなピットウォークも40分で終了し、名残惜しそうに来てくれた皆に手を振ったり、ハイタッチしたりしながら送ると、またしても加藤がやってきて、「松本さん、ミーティングが始まります。」「えっ、そうなんだ、わかった・・・。」さすがにいわれるままにやらないと、監督のカミナリが落ちるのでここはいったん退却することに。大体の作戦がまとまったころ。

 12:45
 全日本F3選手権 第6戦決勝(17周)が始まろうとしていた。前日に続いて、Nクラスの関谷がポールポジションからスタートするが、今日のスタートは格段に悪く、危うくストール仕掛けるところだった。それを何とか避けることはできたが、機能抑えられた、TIM'S三銃士ははるか前方を行く。昨日についでの連勝を狙ってた関谷は、これで集中力を欠いてしまい、気がついたらNクラス3位(総合6位)までポジションダウンしていた。「諦めるな!」と、チームに渇を入れられ、ポジション回復に躍起になる関谷だが、前方を行くNクラストップは残り周回数が6の時には、もう7秒以上の開きが。仕方なく2位の河島崇之(#8 HDP F307)を追走する。残り1周、アウト側で、滑りやすい路面をものともせず、ズバリとオーバーテイク。このとき、トップを走っていた、アレックス・イスタール(UAE #20 PositivePossible by AFR F307)がスピンしたものの、差が縮まった程度で、逆転には及ばなかった。開幕6連想を逃したものの、シリーズにつながる2位は確保できた。しかし本人は浮かぬ顔をしていた。そのご、彼はチーム代表に序盤戦での怠慢ともいえる走りについて説教。猛反するように促し、最後は涙ながら土下座して、反省の意を表した。


[292] 2009 FN 第2戦 鈴鹿 Burning Heart Name:FNくん 2009/07/01(水) 22:36 
 9:30
 心配された雨や、大クラッシュの影響による時間遅延もなく、定刻通り30分間のフリー走行が始まった。
 まずコースに飛び出していったのは、予選で下位に沈んでいった8台が、これが不思議なことに、最下位から順序良く並んでいた。FCJ 第4戦の弟子(加藤)の優勝を見届けた松本は、まだコクピットに乗ってない。エンジニアの山口さんとなにやら話し合いが。戦略的な部分で意見がなかなかまとまっていない様子。軽く頭を抱えて、眉間にも自然としわができている。深く考えれば考えるほどこの癖はよく出る。たまに「ヴ〜ん」と唸る時もある。
 セッション開始から7分後。山口さんから「タイヤと燃費をセーブした状態で走ってみて。」と言われて、この雨を味方につけた秘策があるらしいな、と思いながらコースインした。
 コース上の車はそんなに走っておらず、松本を含めて、8台しか走っていない。とりあえず自分ができる限りのことで、燃費走法を試してみた。その結果は。

Pos  No.        Time
10    39 松本智彦 2‘06.224

中段グループと同じタイムをたたき出してしまい、多くの人が驚いた。三味線弾いてる(本来のポテンシャルを出さない状態で走ってる)のか?それともセッティングが決まってないのか?湧き出した疑問は、次から次へと尽きることなく浮かび上がってくる。もしもセッティングが決まってなかったら、昨日のあの快走はどこへ?ファンも心配顔だ。
 セッション終了まで残り10分。山口さんが1周あたりの燃費が出たというのでコクピットを降りて歩み寄っていくと、115リットルまで入る019FNの燃料タンクだが、レースが終わってもまだ余裕を持って走ることができるぐらいの燃費だったことが判明した。
 もうちょっとペースを上げて決勝レースを戦ってもらうように指示され、残りの時間のセッションは走ることなく終わった。三味線引きといえばそれはあたりかもしれない、実際ピットに入ってくるその周だけ、松本は本気で走っていた。どこのセクターをつなげても、これは最速だった可能性は高い。
 そんな中、セッショントップは、昨日の予選から波に乗った感がある竹入の2‘03.187。これに井川、大島、アッテロー、ロイエン、国原、が続いた。松本は、この後自分のタイムを更新され、結局13位でセッションを終えた。
決勝最後のセッションなのに、なぜこんなタイムが?何人かのモータースポーツジャーナリストが目を凝らして画面を睨む。松本に聞こうとしたが、ときすでに遅し、昨日のようなミーティングが始まってしまった。


[291] 2009 FN 第2戦 鈴鹿 Burning Heart Name:FNくん 2009/07/01(水) 22:34 
 5月9日。
 日付も変わって、この日を迎えた。雨は、相変わらず降り続いている。しかし、昨日のように、ひどい雨は降っていない。朝も早くからイベント広場にはお客があちこちに、まだ朝ごはんも食べてないお客にも、味噌汁やおにぎりが手ごろな価格で、鈴鹿の名物産が売られてたりして、お客は、お目当てのものを買い求めた。そして、この早朝だというのに、コース上では、レースが始まっていた。
 8:30
 FCJ 決勝 第4戦が始まる。17周のレースは、小雨が降りしきる中、スタートを切った。ポールスタートの加藤が、スタンディングスタートでも、見事なスタートを切って、1、2コーナーへ。18台の隊列の先頭を切って、S字、逆バンクと進んでいく。すると、早くもアクシデントが。なんと5台が絡み、一人が、救急車で運ばれるという大惨事に。幸いそのドライバーは一晩入院して、その後再び元気な姿でサーキットに現れた。
 レース距離が長くなっても、カーナンバー11、加藤にはまったく影響もなく、あとは後方とのマージンを考えながら走り、昨日の涙の初優勝に続いて、今日はさばさばとした2勝目を果たすのであった。「(加藤)昨日は優勝するのに心のゆとりがないような状態でレースしてたところもありましたので、今日は気持ちを落ち着かせてレースして、その結果がコースオフすることなく全周回走り切ることができましたから、ほぼ100点満点に近いレース内容で満足してます。」決して、「100点満点」とは言わないところ、更なる向上心が伺えるドライバーに見える。将来が楽しみだ。


[290] 2009 FN 第2戦 鈴鹿 Burning Heart Name:FNくん 2009/06/28(日) 22:47 
16:10
今日のタイムスケジュール最後のイベントは、全日本F3 第5戦が12周のレースで争われた。
Nクラスで見事にポールを獲得して見せた関谷雄次が、Cクラスの猛攻を凌ぎ切り、1,2コーナートップで通過する。Cクラストップ3で、本来ならあっさりとオーバーテイクしてるはずのTIM’S勢だが、この雨となると、マシンコントロールに手を焼いてるのか、抜くに抜けないもどかしい思いでステアリングを握る。
7周目、あろう事か、2位、3位を走る国原(#37)とエリスホルム(#1)がヘアピンで接触、チームメイト同士だというのに、なんと言う事か。
これでリードが広がり、関谷のポールトゥウィンは確実、と思いきや。最後の雄、樋口(#36)が迫ってきた。Nクラスといえど、雨の中での追い越しは危険だ。慎重に考えながら、関谷の出方を伺う。
 関谷の優勝なるか!?残り1周、ヘアピンコーナーで勝負を仕掛けた樋口が関谷のインを刺した。慎重にコーナリングして、ついにトップに立ってしまった。終わった、快挙はまた明日に持ち越し。
と思いきや、スプーンコーナー入り口、樋口が止まっていた。その横を関谷が通過する。ようやく立て直したときには、関田には勝利を確信した。そして、最終コーナーを立ち上がり、最初にフィニッシュラインを通過したのは、関谷だった。Nクラスが、Cクラスより先に優勝!この瞬間、世界初の快挙が達成した。

これが終わり、後は30分間の、Kidsウォークで、ドライバーは子供たちとのふれあいを楽しんだ。子供連れの親子の中には、応援するレーサーと同じ模様のレーシングスーツもどきのつなぎを着て登場した。とある雑誌では、その特集で、それによって、いろいろと優遇される、見たいなことが書かれていた。思い思いにサインをもらい、子供たちには思い出に残る一日となった。よかったねっ。


[289] 2009 FN 第2戦 鈴鹿 Burning Heart Name:FNくん 2009/06/28(日) 22:12 
16:10
今日のタイムスケジュール最後のイベントは、全日本F3 第5戦が12周のレースで争われた。
Nクラスで見事にポールを獲得して見せた関谷雄次が、Cクラスの猛攻を凌ぎ切り、1,2コーナートップで通過する。Cクラストップ3で、本来ならあっさりとオーバーテイクしてるはずのTIM’S勢だが、この雨となると、マシンコントロールに手を焼いてるのか、抜くに抜けないもどかしい思いでステアリングを握る。
7周目、あろう事か、2位、3位を走る国原(#37)とエリスホルム(#1)がヘアピンで接触、チームメイト同士だというのに、なんと言う事か。
これでリードが広がり、関谷のポールトゥウィンは確実、と思いきや。最後の雄、樋口(#36)が迫ってきた。Nクラスといえど、雨の中での追い越しは危険だ。慎重に考えながら、関谷の出方を伺う。
 関谷の優勝なるか!?残り1周、ヘアピンコーナーで勝負を仕掛けた樋口が関谷のインを刺した。慎重にコーナリングして、ついにトップに立ってしまった。終わった、快挙はまた明日に持ち越し。
と思いきや、スプーンコーナー入り口、樋口が止まっていた。その横を関谷が通過する。ようやく立て直したときには、関田には勝利を確信した。そして、最終コーナーを立ち上がり、最初にフィニッシュラインを通過したのは、関谷だった。Nクラスが、Cクラスより先に優勝!この瞬間、世界初の快挙が達成した。

これが終わり、後は30分間の、Kidsウォークで、ドライバーは子供たちとのふれあいを楽しんだ。子供連れの親子の中には、応援するレーサーと同じ模様のレーシングスーツもどきのつなぎを着て登場した。とある雑誌では、その特集で、それによって、いろいろと優遇される、見たいなことが書かれていた。思い思いにサインをもらい、子供たちには思い出に残る一日となった。よかったねっ。


[288] 2009 FN 第2戦 鈴鹿 Burning Heart Name:FNくん 2009/06/28(日) 22:11 
「(サーキットアナ)7人アタックを終えて、竹入がトップを叩き出してます。最後のアタッカー松本選手が登場します!今ガレージから出ました!」
「(脇田)腹黒野郎、2分4秒037でトップタイム。スピンだけはせえへんように行けよ。」「(松本)了解。2分3秒台出していきます。」自信満々のこの一言。松本に、何かスイッチが入ったような、ランナーズハイに似た状態でドライブしてるような印象が伺える。
 数分かけてシケインまで差し掛かると、一気に加速して行き、ホームストレートを全開で駆ける。そして。
「(サーキットアナ)今コントロールラインを通過!タイム計測が始まります!」果たして最速タイムは出るのだろうか?今、松本の真価が試される!
 雨の中、一段と目立つメタリックさくら色のマシンが、1,2コーナーを通過する。まったくマシンの動きに無駄がない。竹入のよりもマシンの安定性が良いようにも見える。S字、逆バンク、ダンロップコーナーまでも、すべてのコーナーで縁石を使いながら非常に上手いコーナリング。デグナーにおいては、雨中では過去最速ともいえるぐらいスピーディーなコーナリングを見せる。「(サーキットアナ)ここまでいい走りを見せてます。これは期待できそうですよ。まずセクター1は」

39 松本智彦
−0.273

「0.273竹入を打ち負かしている!今竹入が若干映し出されましたが、憎たらしそうに足組んでましたねえ。」そして、イン側に雨が溜まっているヘアピンコーナーもこの水溜りを避けながらのコーナリング。ホイールスピンすることなく、200Rからスプーンカーブへ。実にスムーズで、水の上をすいすいと駆けているようにも見える。レコードラインを外せば、水溜りの餌食になりそうなぐらいの雨量で、鏡のように松本のマシンを映し出していた。そして西ストレ−トから130Rへ、「(サーキットアナ)コーナーでの安定性はありますが、どうでしょう若干雨量が増えたのでしょうか?うーん、いまいち竹入の予選アタックを見てみますと、セクター2ではスピードが足りないようにも見えます。まもなくセクター2を通過するが。」

39 松本智彦
−0.127

「ああーやっぱり。ちょっとこの予選は最後まで気が抜けません!」このとき、松本にはわかっていた。若干雨の量が増えていることを。バイザーにかかる雨がアタック前と比べてても、タイヤから上げている水しぶきの量も多くなり、最速タイムを出すのには困難な状況なのは間違いなかった。「松本がポールを獲るのか?竹入がこのまま逃げ切るのか?シケインに差し掛かってくる!さあ、立ち上がった、最終コーナー、皆さんタイムに注目!さあどうだ!」

39 松本智彦
2‘03.975(−0.062)

「松本が獲ったー!松本が開幕2戦続けてポールポジション獲得しました!お見事松本智彦!タイム更新不能と思われた竹入のスーパーラップを凌駕して、32回目のポールポジション獲得です!」やはり松本には何かがついていた。このセッション終了とともに、雨は激しさを増していた。敗れた竹入は、今頃になって降りしきった雨空を睨んで、何かつぶやきながら席を立った。
 今日の松本は落ち着いていた、ポール獲得はうれしいはずが、淡々としてて、よかった、よかった、と繰り返すようにチームスタッフとヒッキ―に抱擁していた。もちろん笑顔はある。喜びを爆発させるにはまだ早い、といったところだろうか。
 「(記者)予選終了後に雨が強くなりましたが、非常にいいタイミングでアタックができましたね。」「(松本)うーん、本当ならもう1秒早く走れるような手ごたえがあってのラストアタックでしたから、やや不満気味なのが正直なところですけど、アタック中に雨が強くなりましたからしょうがないといったらもうそれまでですよね。」なんと、2分2秒台も出せたかもしれないという、驚きの発言まで出た。そう考えると、松本がさっき淡々としていたのも無理はない。
「(記者)明日は決勝が始まりますが、どんな風に見据えてますか?」「(松本)明日も雨が降るということで、できるだけ、プッシュしすぎないようにしようと心がけてます。それから、この状況ですから、あまりオーバーテイクシステム(OTS)使うことはないと思います。これ以上しゃべるとチームに怒られるのでそのぐらいにしておきます。」何か物静かそうに、運命の歯車は、回り始めているようだった。いったい、何が彼に待ち構えてるだろうか。


[287] 2009 FN 第2戦 鈴鹿 Burning Heart Name:FNくん 2009/06/28(日) 21:52 
 今度は6人目、竹入が登場。これまでのセッションはあまり冴えない感じがあったが。このアタックには、その前に、セッティングを大幅に変更。すると、雨の中でも安定した走りができるようになってしまった。「(サーキットアナ)さあ、出ました!竹入直樹です。もうこの雨で足元をすくわれて、スピンしてもらうことを祈るしかありませんね。しかし、この雨ですが、まったくマシンが暴れてませんねえ。まあ、このインターバルが長いこと開いてましたし、その間には、セッティング変更もしてましたねえ。」その効果が早くも表れたのが、セクター1

Gold1 竹入直樹
−0.768

なんと、これまでの最速を大幅に更新した。ポールポジションを彼に獲らせたら、もはや他のドライバーに勝機がなくなってしまう。
 本当に竹入のマシンは、午前の走行とは比べ物にならないほど、仕上がっている。竹入には、この雨ももはや屁でもないといわんばかりの自信が湧いている。雨の中、ウォータースプラッシュを撒き散らしながら、スプーンカーブへ。コーナリングも、アウト・イン・アウトと、理想的にクリアしていく。そして、西ストレートから130Rへ。セクター2では

Gold1 竹入直樹
−0.913

「(サーキットアナ)1秒近く差を広げた!これは松本選手にとっては、非常に厳しい戦いを強いられましたねえ。そしてシケインに差し掛かります。」シケイン、縁石に乗りすぎた、カウンターを当てて軌道修正する。「(サーキットアナ)いま少し竹入にミスがありましたでしょうか?いやーここまで完璧なアタックを見せてましたが、これはちょっといただけませんねえ。今のは皆さん皮肉ですからね。くれぐれも誤解しませんように。さあ、竹入のタイムは!?」

Gold1 竹入直樹
2‘04.037 (−0.900)

「やはりトップタイム!まさに異次元のタイムが出てしまいました!なんということでしょう、井川にも、さらに最後の松本にも大きなプレッシャーがかかるでしょう。」
 このプレッシャーの中、7人目、井川が登場した。井川のマシンも、竹入に劣りもしない、安定した感じがある。ところが、ヘアピンコーナーでホイールスピンをしてしまい、これが大きくタイムにも影響した。その結果出たタイムは、2‘04.346。残念、暫定2位でポール獲得はならなかった。


[286] 2009 FN 第2戦 鈴鹿 Burning Heart Name:FNくん 2009/06/28(日) 21:38 
 ファイナルステージ
 14:50。ファイナルステージスタートと同時に、雨量が増してしまった。一瞬乾きかけた路面も、これですぐに水浸しに。さっきの予選は浅溝でいけたのも、深溝になったために、危険の度合いが増すことに。そんな波乱の予感がしてならない予選、ファイナルステージが始まる!
最初に、初めてのファイナルステージ、塚原がコースイン。鈴鹿を走り慣れた塚原は、雨の中、果敢にもアタック。豪快な水しぶきとともにコントロールラインを通過。タイムは、2‘05.863。もちろん暫定トップに立ち、トップタイムを叩き出した者にだけ許されるシート(かつて王様が座ってたような見た目のする椅子)に座る。
続いては、ロイエンが登場。今回のマシンは、雨に対してナーバスな感じで乗り辛い印象があるが、これを、なんとか200Rまで持ちこたえるが、スプーンカーブ入り口で挙動が乱れてしまう。そして、コースアウト!これでロイエンはこのステージはノータイムで終わり、明日は8番グリッド確定となった。
 さらには、大島のタイムアタック。降りしきる雨を、的確に捉えた的確な走りが、見事にタイムを削っていく。雨の中、最高速273.274km/hを記録。そしてタイムは、2‘05.301。塚原が座る席をぶん取って見せた。
 アッテローはどうか。このコンディションなら、間違いなく得意なアッテロー。ところが、アッテローのマシンは、相当乗りづらく、コーナーのいたるところでカウンターを当てて攻めるが、タイムは伸び悩んだ。2’06.873。暫定3番手で、残りのドライバーのアタックを見ることに。
 続いては、ファイナルステージ初登場、国原。ルーキードライバーながら、しかもこの雨にもかかわらず、実に生き生きとした走りでコーナリングのシャープさが今までのアタックとは違っていた。タイムは、2’04.937。2分5秒台をついに打ち破り、ここでトップに立った。それまで座ってた大島が席を譲り、その際には握手も交わした。


[285] 2009 FN 第2戦 鈴鹿 Burning Heart Name:FNくん 2009/06/19(金) 21:45 
 セカンドステージ
 14:25、セッションが始まった。ファーストステージでできていたレコードラインが、セカンドステージ開始前には、ほぼ雨で埋もれかけそうな状態に。セッションスタート直後に、真っ先にコースに飛び出して行ったのは、ファーストステージで9位以下のドライバーだった。ファーストステージ2位の松本は、メカニックにバイザーについた水滴を拭き取ってもらい、バイザーを下げていったん視界の確認をしたあと、手でOKサインを作ってまた上げた。テレビモニターには、アタック前にタイヤを十分に暖めようとするマシンの隊列が。ここでも前者との感覚は十分すぎるぐらい十分にあいていたり、あるいは少し近づき過ぎたりしながらも、タイムがどんどん更新されていった。
 そんな中、松本が登場したのは、セッション開始から8分たったときのこと。走ってる台数も少ないし、雨で前が見えないリスクを避けての判断であった。「(サーキットアナ)さあ、松本が出てきましたよ。レコードライン上の水もそれほどありませんし、もしかすれば、驚愕のスーパーラップなんかも見れるかもしれませんよ。そしていま、んっ!?西コースで雷が鳴りましたか?一瞬稲光のような・・・いや鳴ってるなってる!別のレースで実況してましたら、雷が鳴り出して、ドキッとしながらレース実況を進めなければならないあの状況がよみがえってきます!」雷雨で、いささか心境は穏やかでない観客を横目に見ながら、S字、逆バンクをうまくマシンコントロールしながら進んで行く。この1周を走り終えると、いよいよタイムアタックが始まる。このタイミングで竹入がついにガレージから姿を現した。ここまでの最速タイムは、井川が叩き出した、1’59.764。しかし、松本は、セクター1,2共に井川を上回るタイムで通過。そして、コントロールラインを通過したとき、一同驚愕のタイムが出た!!

Pos  No.        Time
1    39 松本智彦 1‘56.002

 「(サーキットアナ)オオーーッ!出たー松本のスーパーラップ!!なんと、この雨の中、1分56秒に乗せてきました!これは晴れてきてるんでしょうか?いやしかし雨は降ってますよね?しかも雷も鳴ってますが、松本はそんな中でも集中力を途切らせることなく、この脅威の1周に全神経をっ集させたわけですね。」「(脇田)松本!P1P1!お前がトップだぞ!よくこの状態で56秒出せたよな。」「(松本)本当ならもうちょっと出せるところだったんですが、ファイナルステージにいろんな意味で温存しました。」なんと、「温存tという言葉が出るほど、松本には余裕があったタイムアタックだった。そうと走らない外部から見れば、あれが本気(マジ)アタックに見えているのだろう。
 この松本のタイムを見てか、今度は急いでピットから出たマシンが、16台もいた。もしかすれば、今の路面はタイムが出やすいのでは、との判断をしてたが、台数がわんさと出てきてしまい、タイムアタックどころではないような状態に。松本がコントロールラインを通過した、セッション残り5分にはすでに15台以上ものマシンがコースインしていた。この状況は松本にとって大変有利になった、なぜなら、竹入のタイムアタックの際、ウォーミングアップ中のマシンにひっかかってしまい、本来の走りができないからだ。これを見た竹入は、コントロールラインを通過せず、ピットロードに戻って行き、セカンドステージは3番手(ファイナルステージ8番目の出走)がほぼ確定となった。その後続の争いはというと、前者との距離を逆手にとり、スリップストリームについて車速を上げたせいか、自然とタイムが上がったマシンもいた。
 そして、セッションは終了した。その結果、ファイナルステージには、松本、井川、竹入、国原、アッテロー、大島、ロイエン、塚原が生き残り、バン・ドム、小高、本多、金田、竹田、オリブラ、ブラック、ディーパ、飯沢、横田がノックアウトとなった。
「(サーキットアナ)松本が来ましたね。2分台の壁を軽々と打ち破って見せましたし、2位の井川選手を3秒以上ちぎりました。今回も松本選手が、前回富士に続いて、もしかすると、ポールトゥウィンも見られるんじゃないでしょうか?ドライバーズサーキットとしても知られていますここ鈴鹿で勝つことは、ドライバーにとっても大変価値があるといいますし、それをポールトゥウィンで果たせたら、そのドライバーを見る目もだいぶ変わってきます。そしてこのあと 14:50からは、お待ちかねのファイナルステージが始まります!」



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